Section 2 ビジュアル・コミュニケーション
2-1 エンコーディングとデコーディング
コミュニケーションとは、「伝達」とか「意思疎通」と訳されることからもわかるように「自分の考えを相手に伝える」ことです。古来より人間はそのための手段として、「言葉」や「文字」や「図形」など、さまざまなコミュニケーションツールを生み出してきました。
ドキュメントでは、情報の送り手がメッセージとして伝えたいことを言葉、文字、図形などに表現して伝えます。これを「エンコーディング(記号化)」といいます。エンコーディングされた情報を受けた相手は、それを「デコーディング(復号化)」して理解します。この手法が悪いとメッセージがうまく伝わりません。
相手がデコーディングしやすく、伝達効率の高い表現方法。それが、ビジュアル・コミュニケーションです。

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